ワニの吻と顎には、数千もの小さな黒いドーム状の受容器が散らばっている。この皮膚感覚器は、わずか約7800万分の1ニュートンの圧力や水の波紋まで感じ取る。人間の最も敏感な指先のおよそ十倍という鋭さで、ワニは真っ暗闇の中でも見えない獲物を仕留められる。Journal of Experimental Biology、2012年に報告。
実験室で計測された、史上最強の噛む力
研究者たちは83頭のワニを固定し、奥歯のあいだに緩衝材を巻いた測定器を差し込んだ。体長4.6メートルのイリエワニは16,414ニュートン、約3,700ポンドの力で噛みしめた。生きた動物で直接計測された中で最強の噛む力だ。顎を閉じる筋肉は巨大なのに、開く筋肉はあまりに弱く、人の手でも押さえ込めてしまう。Erickson et al.、PLOS ONE、2012年。