気象観測器が明かす八つのこと

DC·44 Deep Cuts
「ストームグラス」は何も予報しない——ただの温度計だ

「ストームグラス」は何も予報しない——ただの温度計だ

船乗りはかつて、この密閉ガラス管の羽毛状の結晶を天気予報として読んでいた。だが2008年のJournal of Crystal Growthの研究は、結晶の成長の唯一の原因が温度変化であることを突き止めた。閉じた管は気圧をまったく感じ取れない。液体が冷えると、溶けていた樟脳が析出してシダ状の結晶になり、暖まると再び溶ける。せいぜい、ゆっくりとした美しい温度計でしかない。
火山に登った気圧計が、空気に重さがあると証明した

火山に登った気圧計が、空気に重さがあると証明した

1648年、ブレーズ・パスカルの直感に従い、フロラン・ペリエは水銀気圧計をフランスのピュイ・ド・ドームに運び上げた。約1,460メートル高い頂上では、水銀柱が麓に比べて約3インチ下がっていた。頭上の空気が少なければ、押す重さも少ない——大気そのものに重さがあり、高度とともに薄くなることを初めて明確に示した証拠だった。
1780年のこの温度計は、最も寒かった瞬間を覚えている

1780年のこの温度計は、最も寒かった瞬間を覚えている

ジェームズ・シックスは1780年、一台で一日の最高気温と最低気温の両方を記録できるよう、このU字形温度計を作った。アルコールが膨張・収縮して水銀の糸をU字管に沿って押し、その水銀が二つの小さな鋼の指標を動かす——指標は置かれた場所にとどまる。磁石をひと撫ですればリセットできる。同じ基本設計は245年後の今も、庭先で読まれ続けている。
回転カップ式風速計の発明者は、間違っていた

回転カップ式風速計の発明者は、間違っていた

トマス・ロムニー・ロビンソンは1846年、アイルランドの天文台で四つのカップの風速計を作り、カップは大きさに関係なく常に風速のちょうど三分の一で回ると主張した。だが彼は間違っていた。実際の風速計係数はカップと腕の寸法に左右され、約2から3を少し超える範囲まで変わる。だからカップ式風速計はどれも、既知の風に対して個別に較正しなければならない。
この銅の雄鶏は、1,200年ものあいだ風に向かってきた

この銅の雄鶏は、1,200年ものあいだ風に向かってきた

ガッロ・ディ・ランペルトは、現存する世界最古の風見鶏だ。銅板を手で打ち出し、かつては金箔も施され、820年ごろにある司教のために作られて、イタリア・ブレシアの鐘楼の上に据えられた。千年以上にわたって風に回り続け、1891年に降ろされた。高さ約38センチメートル、いまは博物館に収まり、その体は今なおほぼ無傷のままだ。
たった一本の人毛が、この湿度計の針を動かす

たった一本の人毛が、この湿度計の針を動かす

1783年、オラス・ベネディクト・ド・ソシュールは、空気が湿ると人毛が伸びることを発見した。毛のケラチンが水分を取り込んで膨らむためだ。湿度計の中でぴんと張った一本の毛は、からからの空気と完全に飽和した空気のあいだでわずか2〜2.5パーセントしか伸びない。それでもてこの仕組みが、その微小な伸びを湿度目盛り上を走る針の動きへと拡大する。
水が昇って嵐を告げる、ガラスの器

水が昇って嵐を告げる、ガラスの器

ゲーテが広めた水気圧計は、空気に向かって開いた細い注ぎ口のついた、密閉ガラス球だ。球の中に閉じ込められた空気が水を押す。外の気圧が下がると——多くは嵐の前ぶれだ——その閉じ込められた空気が水を注ぎ口へと押し上げる。晴天で気圧が上がれば、注ぎ口の水は下がる。文字盤も目盛りもない。天気は、細い水の柱の高さに書かれている。
「液体がない」ことから名づけられた、懐中気圧計

「液体がない」ことから名づけられた、懐中気圧計

1844年、リュシアン・ヴィディは無液気圧計(アネロイド気圧計)の特許を取った。アネロイドはギリシャ語で「液体がない」という意味だ。高い水銀柱の代わりに、空気をほとんど抜いた小さな密閉金属カプセルを使う。気圧が上下すると、カプセルは髪の毛ほどの厚みだけたわみ、てこの連なりがそのたわみを針の振れへと拡大する。小型でこぼれる心配もなく、ついに気圧計を持ち運べるものにした。
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